導入して失敗したくないし、他のサイトで書かれてる評判も本当かどうか知りたいし、メリット・デメリットなんかもあれば知りたいな。
ケータ
私は、とある定期通販を行うためにリピストを導入した経験があります!
この経験を元に「リピストの評判が嘘か本当か」「メリット・デメリット」などを解説していくよ!
解説の後には、企業・会社のケースに応じて導入すべきかどうかの指針も出します。
この記事を読む事で、あなたの会社がリピストを導入すべきか否かがわかるようになります。
Contents
リピストの評判は嘘?本当?現役Webディレクターが徹底解説!
- デザインの自由度が非常に高い
- 低価格からはじめられる
- 電話サポートやメールの返信が早い
- 3営業日以内にアカウントを開設が可能
- テンプレートを崩す可能性がある。
リピストの評判を調べると、概ね上記のような感想を持っているサイトが多いです。
今回は、私が実際に導入~コーディング(カスタマイズ)まで行ったことを踏まえ、巷の評判が嘘か本当かどうかお答えします。
リピストとは
すでに公式サイトや他のサイトで目にしているかも知れませんが、リピストは業界最安値のLP一体型フォーム・定期通販が可能なECカートです。
通常のECカートは「ランディングページ(LP)→商品をページでカートに入れる→住所の入力→決済情報の入力→確認画面→決済の確定」と、何度も遷移を行いますが、このリピストは、ランディングページ(LP)・カートに入れる・住所と決済の入力が同一ページ内にあり「LP→確認画面→決済確定」とわずか数遷移で商品を購入できます。
少ない画面遷移で商品を購入できるため、離脱減少・CVRのアップが見込めます。
また、リピストは「確認画面で定期通販へのアップセル」へも対応しているため、単品商品をリピート前提で購入させたい場合にも向いてるカートとなります。
リピストの評判を一つずつ徹底解説!
ここからは、先ほど例を挙げた他サイトでの評判か嘘か本当かどうかを解説していきます。
他サイト無い、足りない情報も補足として解説します。
【Q1】デザインの自由度が高いって本当?
【A1】本当です。
ただ、デザインの自由度が高い反面、HTMLの知識を持ったエンジニアがカスタマイズを行う前提となっています。ワードプレスやブログ、ホームページ作成ツールのような、手軽にクリックするだけでデザインが変えられるようなシステムは搭載されていませんので、自社のエンジニアにカスタマイズしてもらうか、外注を行う必要があります。
【Q2】低価格から始められるって本当?
【A2】本当です。
単品定期通販特化ECカートでは、業界最安値です。
EC機能だけであれば、無料のBaseやECcube系も存在しますが、LPフォームとカートが一体型になったECカートはリピストが業界最安値です。
※単品定期通販とは、単品商品を定期前提で販売する手法を指します。
有名な単品通販の例として、青汁王子のすっきりフルーツ青汁があります。
Amazonや楽天のようにたくさんの商品を見せ、販売するのではなく、一つの商品(単品)に注力して販売するのが特徴です。
【Q3】電話サポートやメールの返信が早いって本当?
【A3】本当です。
私も初期設定の際に間違って必要なファイルを削除してしまった経験がありますが、特別対応ということで初期状態に戻して頂けました。(基本はメールのみで、電話サポートはプランによります)
サポートの対応はとても親切でした。
【Q4】3営業日以内にアカウント開設が可能って本当?
【A4】半分本当で、半分嘘です。
アカウントの取得自体は可能ですが、稼働させるにはもっと日数が掛かります。
リピストの導入自体は数日で可能ですが、クレジットカード決済の対応や、定期通販に対応させるためには決済代行会社との契約が必要となります。
この決算代行会社との契約に時間が掛かるため(概ね1週間~2週間程度)3営業日でアカウントが開設出来ても、クレジットカードの使用や定期システムの利用は数週間後からということになります。(決済システムが使えない間は銀行振込のみ、といった形になります)
【Q5】テンプレートを崩す可能性があるって本当?
【A5】本当です。
リピストはECcube2系をベースとして作られているため、テンプレートの多くにPHPやECcube独自タグが使われています。
基本的にhtml部分のカスタマイズは問題無いですが、PHPやECcube独自タグの編集をミスってしまうとテンプレートを崩す・壊してしまう可能性は大いにあります。
他サイトの評判について
概ね、他のサイトで言われている評判は本当ですが「足りない部分も多いな」と思ったのが正直な感想です。
ですので、今回は私自身が実際に導入して感じたメリット・デメリットや感想についてもお話します。
リピストを実際に導入して感じたメリット・デメリット
リピストのメリットについて
・決済代行会社のペイジェントも安い
・担当の対応が親切&早い
・オプションが充実している
単品定期通販は業界最安値
何と言ってもリピストを導入して良かったと思ったのは、業界最安値で単品通販特化LPフォーム&定期販売が出来ることですね。
通常のECサイトのみであれば、無料のオープンソースやサービスがリリースされていますが、単品通販特化&定期販売となると6万~がほとんどですが、リピストは1,5000円~から可能です。
決済代行会社のペイジェントも安い
定期通販では、定期通販に対応した決済代行会社と契約する必要があります。(ECカートとは別に決済代行の導入費、維持費が必要)
このリピストと提携している決済代行会社・株式会社ペイジェントの決済代行費用が月額契約費が6000円~という破格の安さです。
あまり大きな声では言えませんが、某〇社との見積もりを比較した時、ペイジェントの初期費用は1/4・月額維持費は1/8程度の破格の安さでした。
某〇社が高いのか、ペイジェントが安すぎるのかはわかりませんが、リピストと提携を行っているペイジェントも低価格で決済代行を契約出来るため、こちらも大きなプラスポイントとなりました。
担当者が親切・対応が早い
担当者については、先ほどの【Q3】出来事もあり、とても親切に感じました。
オプションが充実している
リピストはオプションが豊富で、必要に応じて電話注文に対応させるシステムやステップメールなどの機能を追加できます。
ただ、オプションは基本的に有料で、何でも足してしまうと高くついてしまうデメリットがありますので、こちらのデメリットも後で解説します。
リピストのデメリット
・オプションを足すと高くなってしまう
・商品確認画面でアップセルを使うと、LPフォームに戻ってしまう
・パソコンのソースとスマートフォンのソースが別
注文管理画面はやや使いづらい
リピストの注文管理画面(商品の受注処理や商材の登録などを行う管理画面)は、EC-cube2系がベースとなっており、EC-cube2系は2010年辺りに作られたシステムのため、インターフェースも古く、ユーザビリティもあまり良くなく、やや使いづらいと個人的に感じました。
具体的にどういった使用感なのかは、EC-cubeの公式サイトで確認する事ができます。
上記のページの2.X系の管理画面にログインし、使用感を確かめてみることをおすすめします。
こちらをベースにリピストの管理画面も作られています。
※リピストの管理画面は、ECcubeデモサイト2.X系の管理画面よりデザイン・使いやすさはある程度改善はされています。
(上記はリピストの管理画面イメージ・一部非表示、モザイクをかけています。)
オプションを足すと高くなってしまう。
リピストは安い反面、オプションを足すと高くついてしまうことがあります。
LPフォームはデフォルトでは1枚(最安プランの場合)、以後1枚追加ごとに3300円、電話注文・ステップメール導入(最安プランの場合)なども別途費用が掛かります。
最初から単品定期通販にガッツリと力を入れたいがために、あれもこれもオプションを入れてしまうと、6万円台~のECカートより高くなってしまうことがあります。
6万円台~のカートは高い反面、こういったステップメールや顧客を囲い込むのに必要なシステムが最初から導入されているケースが多く、最初から予算もガッツリ、施策もガッツリ行うのであれば、6万円台~のカートを導入した方が良いケースもあります。
確認画面でアップセルを行うとLPフォームへ戻ってしまう。
個人的に少し残念だな、と思った部分ですが、確認画面でアップセル(確認画面で定期販売へ誘導)で定期販売案内バナーを設置した場合、一度LPフォームへ戻ってしまうことです。
▼予想していた遷移
LPフォーム
↓
確認画面(アップセル前)
↓
確認画面(アップセル後)
↓
決済完了
▼実際の遷移
LPフォーム
↓
確認画面(アップセル前)
↓
LPフォーム
(定期販売商品が選択された状態でLPに戻る)
↓
確認画面(アップセル後)
↓
決済完了
定期アップセルを行うと、支払い方法のIDと商品のIDが変更になるため、一度LPフォームに戻り「購入確認ボタン」でもう一度ID確定させる必要が出てきます。
LPフォームを経由せずに「確認画面(アップセル前)→ 確認画面(アップセル後)」のように遷移できないかとお問い合わせもしましたが、IDを再度確定させるには、どうしてもLPに戻る必要があるらしく、いわば仕様という回答でした
サクっと定期にアップセルが可能と思っていましたが、想像より遷移が一つ多いのは少し残念に感じました。
パソコンのソースとスマートフォンのソースが別
リピストはスマートフォンにも対応しておりますが、別のソースで管理されています。
単純にエンジニア視点の話となりますが、編集する箇所がパソコン用とスマートフォン用の2か所で、やや手間が増えてしまうといった感じです。
リピストを導入すべき企業!ケース別でご紹介!
- 単品定期通販をメインに行いたい
- とにかく費用を抑えたい
- 定期通販は初めて、定期通販のノウハウ等が無い。
- 通販の規模・会社の規模が小さい
上記に当てはまる企業は、リピストを導入しても良いと思います。
単品定期通販をメインに行いたい
こちらは、先ほどもリンクを貼りましたが、青汁王子のすっきりフルーツ青汁のような「リスティング→LP→購入」のような、ランディングページ単体で購入させることを考えている、単品定期通販前提で行う場合には、リピストはかなりオススメです。
逆に通常のEC(色んな自社商品を並べてるようなサイト)にはリピストは向いていません。
これは先ほども少し説明しましたが、リピストはEC-cube2系がベースとなっているため、LPフォームは強くても通常のEC販売のインターフェースについては、古臭く感じるためです。
通常のECを行いたいのであれば別のシステムやパッケージの導入を考えた方が良いです。
リピストは、単品定期通販に特化した最強最安のECカートです。
とにかく費用を抑えたい、会社の規模が小さい
通常のECカートの場合は無料や格安で利用できるサービスはたくさんあるのに、定期販売が絡むと何故か高額になってしまうのがこの業界です。(決済代行会社とカードの月額料を含めると、5万~6万越えがほとんどです)
そのような中、決済代行会社の費用を含め月額2万5000円以下のリピストは破格の安さです。
会社の規模が小さい場合、リソースや予算も限られて場合に、リピストを選択するのは大いにアリです。
定期通販は初めて、定期通販のノウハウ等が無い
定期通販のノウハウが無い状態で、高いECカートやECシステムを導入しても、ランニングコストで赤字…ということがほとんどだと思います。
ノウハウが無い状態であれば、とにかく費用は安めに抑え、PDCAを回しつつ、ノウハウをため込み、黒字化の目途が立った段階で、高いECカートやシステム、またはリピストをアップグレードの検討していくのが良いでしょう。
定期通販の失敗ケースとして、最初から高いECカートを営業に言われるがままに契約し、決済代行含め15万~20万のランニングコストで爆死するケースも結構見てきましたので、ノウハウが無いのであればこそ、低コスト・低リスクのリピストで始めることをおすすめします。
リピストの評判・メリット・デメリット・導入すべき企業についてのまとめ
- リピストの評判は概ね本当
- メリットはとにかく安い・業界最安値!
- デメリットはインターフェース(管理画面・通常EC部分)がやや古い
- 単品通販・単品定期通販をやりたい企業向け
注意すべき点は、あくまで通常のECではなく、単品通販・単品定期通販をやりたい企業向けというところですね。
少しインターフェースが古いと表現する部分が多かったですが、カスタマイズによって改修も可能です。
また、インターフェースが古くても単品通販・単品定期通販の部分には、そこまで影響は無いかなって感じです。
個人的には、初めて単品定期通販を始めるのであればリピスト一択かなと思っております。
最後に・単品通販は何十億も狙える話
私の知る限り、単品通販の完成形は青汁王子のフルーツ青汁だと思っており、データとしても「19億1,635万円」と、とんでもない利益を叩き出しています。
言ってしまえば青汁王子の真似さえできれば、LP販売(単品定期通販)でも何十億レベルの売り上げが作れるということです。
通常のECはAmazonや楽天が大きなシェアを持ち、価格・配送・機能面も優秀なため今から一企業が勝つことは難しいでしょう。
しかし、単品通販であればLP1枚から取り組むことができ、リソースも1つの商品に集中投下できるため、まだまだ戦えるコスパの良い販売方法です。
定期通販は、開始初期(定期の人数をある程度囲い込むまでの期間)は赤字になるので、ランニングコストのダメージを最小に抑えられるのもリピストの強みです。
特に、決済代行は初期費用2~3万で済む契約を、会社によっては20万で請求されることも普通にありますからね。
リピストに限らず、決済代行の契約を考えている場合は、自衛手段の一つとして複数社から見積もりを貰うことをおすすめします。
リピストと提携しているペイジェントについては、リピストの資料請求行った後に、リピストとペイジェントの両方の費用を合わせた概算見積もりを一緒に貰うことが可能です。
資料請求&見積もりは無料ですので、ぜひ他社と比較し、リピストとペイジェントの安さを確認して貰えたらと思います。
単品定期通販で、青汁王子のような大きな売り上げを作るための第一歩を「低コスト・低リスク」のリピストで踏み出していきましょう!